去る26日で神奈川県相模原市の障がい者施設で起こった殺傷事件から5年となったが、未だ心の傷が癒えていない中で施設の改築が終わって明日から再開するなど凄惨な事件から立ち直りつつあることとともに、遺族によって氏名の公表が認められた人々の氏名を刻んだ慰霊碑が完成し、事件のことを語り継いで再発防止へつなげる取り組みが加速したことなどが伝えられた。この事件では改めて差別が人の命を奪う危険性をはらんでいるということと差別はする側もされる側も不幸にすることが証明されたことを伝えるべく、我々も再発防止のために「差別はいかなる理由があれど許されない」という意味を込めて差別撤廃(差別禁止)新法の制定と差別撤廃のためにも道徳教育を進めていく必要があると思ったのである。
2009年(平成21)に京都市内で朝鮮学校の襲撃襲撃があって以来、京都市でも京都市役所と京都府庁に対して罰則付きの差別撤廃(差別禁止)の条例を求める動きがあり、ヘイトスピーチが多発していた川崎市内で同様の動きがあった際には志を同じくする人々と連携する動きがった。未だ京都市内では条例の制定はないのだが、昨年7月1日に川崎市内で条例が施行されている。こちらの記事では「なぜ、差別は起きるのか」ということについても綴られている。
今年6月でヘイトスピーチ規制法が制定されて5年になるのを機に立ち上げられた法務省HP内のページ。ヘイトスピーチとはどのようなことを言うのか、なぜヘイト規制が必要なのかというのが説明されている。
残念ながら、昨年7月に川崎市で罰則付きのヘイト規制条例が制定された後も、川崎市内で「抜け道」を見つけてヘイトスピーチが行われていることが取り上げられ、「抜け道」をなくすための提案も同時に取り上げられている動画。福田市長と川崎市役所の関係者の皆さん、市議会関係者の皆さんには条例を改正して差別を根絶できるように条例を改正するとともに、「在日特権」たるものが存在しないこと(「在日特権」という言葉もヘイトスピーチと言える)、このままレイシズム(差別主義・排外主義)に基づく運動を行えば反日感情をさらに煽って外国から日本に対する誹謗中傷がひどくなること、国際社会で日本が孤立して外交問題の解決が出来なくなってしまうを呼びかけるようにお願いしたいと思っている。さらにカウンター(抗議)をする人々に対してもヘイト集団のメンバーがいかに侮辱する態度をとったとしても侮辱する言葉で返さずに礼節を持って差別をやめるように訴えることが大切であることを呼びかけることもお願いしたいと思っている。また、差別をさせないような健全な社会と真っ当な教育もお願いしたいとも思っている。
現在1年遅れで開催されている新・東京五輪の開催直前で音楽監督を辞任することになった小山田圭吾さんが学生時代に行なっていたいじめも5年前に相模原の施設で多くの人々の命を奪ったり傷つけた犯人と性根は同じでは、と思っている。小山田さんは命を奪うようなことにならなかったとはいえどいじめも差別同様立派な犯罪であり、人の命を奪う危険があるしろのものである以上は小山田さんにはいじめた人々に謝罪し、謝罪は被害者が「許す」と公言して初めて成立するものである以上は危害を加えた人々から許してもらえるように努力を続けるようお願いしたいと思っている。音楽活動の再開はそれからではないかとも思っている(私は罪をしっかりと償い終えたら再チャレンジの機会を与えても良いのでは、とも思っている)。小山田さんの音楽はフリッパーズギター時代からよく聴いていて、私がよく見ていた「デザインあ」の音楽監督も務めていたこともあって「大変残念」という思いも抱いている。
音楽監督辞任前に伝えられたニュース。時間がないと続投させようとする組織委員会に対して、各方面から五輪・パラの音楽監督としてふさわしくないという声が上がっていた。それと同時に様々な提案をする意見もあった。
音楽監督を辞任任された後に挙げられた映像。小山田さんは学生時代のいじめの件のほかにも人間として問題を抱えていたようで、ますます「残念」という気持ちも起こったのである。
小山田さんのひねくれた性格の根元には家庭環境や母校での教育も原因のようである。映像の中で「五輪中止」を呼びかけることがあったことに対しては受け入れられなかったが、そのことからもいじめや差別をやめさせるには健全な環境と真っ当な教育も大切であることを実感させされたのである。
2013年(平成25)5月に差別はする側もされる側も不幸にすることを訴えるべくデザインした商品。
本年2月にいじめはされた方だけではなく、した方も不幸にすることとを訴えるべくデザインした商品。
【お詫び+追記 2021.8.27】こちらの記事に掲載してあったメンタリストのDaigoさんが小山田さんの一件について語っていた映像はDaigoさんが行なった差別発言を受けて本日削除させていただきました。
もっと早く削除するべきだったところを遅くなってしまったことをお詫びさせていただきます。本当にすみませんでした。
Daigoさんの小山田さんの発言について「毒親が原因」としていたコメントはマトをついていたと思っていただけに結果としてDaigoさんが小山田さんと同様の罪を犯してしまったことに対して残念に思うと共に、Daigoさんに対しては結果として傷つけてしまった人々が心の底から「許す」というまで「メンタリスト」の肩書を名乗るのをやめた上で活動を自粛するようにお願いしたいと思っています。