去る18日で京都府内にある京アニ(京都アニメーション)の第1スタジオが放火され、クリエイターとして様々な作品を世に送り出してきた人々が犠牲になってから2年(三回忌)となったが、伝えラエルニュースなどを見ているうちに未だ傷跡が言えていないことを実感させられることになった。その一方で犠牲になった人々が手がけてきた作品を通じて尊敬され、愛されていることも実感し、私もそうだが京アニ作品を愛する人々中で作品を手がけた人々が生き続けることも実感したのである。
平成の30年の中で多くの人々に愛された作品を世に送り出した京アニのために祈りを捧げるべく作成した作品。写真に写っている初音ミクさんは「サイハテ」モジュールのミクさんのねんどろいどぷち(「サイハテミク」のねんぷちに関することを含めて、ねんどろいど についての話はまた後日) 。「サイハテ」は無くなった愛する人を思うボカロ(ボーカロイド)のポップ・レイクエムの名曲だが、この曲の歌詞はこの2年間私を含めた京アニの作品を愛した人々の気持ちや愛し、誇りに思っている家族を事件で奪われた人々の気持ちと相通じるものがあるのでは、と思っている。Hatsune Miku - サイハテ - Saihate - The Farthest End - Vocaloid 初音ミク YouTube
2年経った今でも私も犯行に対する怒りはあるのだが、犯人の処罰は司法に任せた上で命を奪われた人々の無念を晴らす最善の手段は平成の30年間で京アニで多くの作品を生み出した人々を含めて数多くの人々が築き上げた「ジャパニメーション(Japanimation)」と言われ海外でも認知された日本のアニメの分野を令和の時代、さらにその次の時代以降へ守り抜き、発展させていくことではないかと思っている。 こちらは事件3日後にYouTubeチャンネルの収録に励んだ岡田斗司夫教授が京アニでの事件を聞いて大変悲しみ、それを乗り越えようとしている様子が取り上げられた映像の後に昭和59年(1984)から62年(1987)の間に岡田教授が生みの親となった後年「不思議の海のナディア」や「エヴァンゲリオン」シリーズなどを生み出したことでも有名なガイアックスも放火未遂にあっていたことを伝える映像。岡田教授が悲しんでいたのはこの未遂事件のせいもあったのではと思うとと同時に、昭和でも平成でも令和でも恐ろしく身勝手な犯罪人がいることを実感したのである。