来月24日から25日まで放送される24時間テレビでマラソンが駅伝方式という形で行われるという一報を聞いた時には大変愕然とした。距離は短くなるとはいえ、まだ残暑がきつい時期にこの類の企画をするのは熱中症の危険がある以上、番組関係者の皆さんには今からでも遅くはないと思われるので、この駅伝企画を水に流した上で昭和53年(1978)に放送開始した際のコンセプト「福祉の充実」というコンセプトに立ち返って今後ギャラの支払いをしないことやチャリティー目的の商品以外の商品のCMは放送しないことなど、障害に対する見方を改めることと合わせて企画を見直して「感動ポルノ」から抜け出すことをお願いしたいと思っている。
第1回目放送で大橋巨泉さんと竹下景子さんが番組のコンセプトについて語る(1時間20分くらいから)
私の提案であるが、本年は御譲位によって平成から令和への代替わりの年となったので、上皇ご夫妻が30年にわたる御在位中に被災地に寄り添ってこられたこと(「3・11」直後の「平成の玉音放送」も含めて)やこれまで天皇・皇后両陛下が皇太子・皇太子妃として被災地に寄り添って来られたことをを由紀さおりさんの「夜明けのスキャット」などの上皇ご夫妻がお好きな歌や天皇陛下がファンと公言されている柏原芳恵さんの歌(皇孫殿下、「浩宮様」だった時代にコンサートに行かれた話は有名)を交えて特集として企画するというのはいかがかと思っている。
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