「波平さん」永井一郎さんに感謝し、冥福を祈る
マンガ・アニメ
私が1996年2月に現・熊本市中央区の書店で購入した「メディアブックス ムック26 ザ・声優1995」(刊行は1994年12月、現在は絶版)での永井一郎さんの記事。永井さんの仕事に対する情熱を伺わせる
先日、「サザエさん」で放送開始から45年間に渡ってサザエさんファミリーの大黒柱である「波平さん」の声を担当した永井一郎さんが仕事先で訪れた広島市内で急逝したというニュースを聞いた時に真っ先に思い出したのは永井さんが「顔出し」(声優さん本人がテレビや映画などに出演すること)で出演するたびに永井さんの風貌とコメントがいかにも波平さんを連想させるものだったことである。45年に渡る永い間日本の家族のシンボルであるサザエさんファミリーの波平さんを演じ、永きに渡って楽しませてくれたことには大変感謝の気持ちでいっぱいである。
今日、永井さんが「サザエさん」で受け取っていたギャラが年間実質164万円だったというニュースがあり、ちょっとした論議になっているようだが、正直思ったよりも少なかったのには驚きを隠せなかった。というのは永井さんはもはや説明不要の超ベテランということからするともっと高くてよいと思っていたので、この話題が声優への待遇見直しにつながることになればと思っている。
現時点では永井さんの後続となる波平さんを演じる人が未定とのことだが、私個人の意見としては後を引き受ける人には永井さんの精神を引き継ぎ、引き続き我々視聴者を楽しませてくれる人を希望したいと思っている。
永井さん、本当にありがとうございました。
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by shintaromaeda | 2014-02-01 18:48 | 写真 | Trackback | Comments(0)