韓流はなぜ人々の心をつかんだのか?
昨年夏からフジテレビ前を始め、各地で火を噴いている韓流反対運動や韓国のイ・ミョンバク(李明博)大統領の竹島上陸と日韓関係がこじれて交流行事の中止が相次いでいる様だが、改めてこの事態には嘆かわしく思っている。今一度申し上げるが、政治と文化は120%切り離した上で民間交流(文化交流)は継続するのが望ましいと思ったのである。そのことから東京MXTVの決定は正しかったと思っている。後は全てをテレビカメラの向こうにいるひと一人一人にゆだねるだけと思っている。
改めて韓流がなぜ人々の心をつかんだのかという疑問をお持ちの方は多いと思うが、それを実感する出来事が去る7月13日深夜にNHK総合テレビで放送された「MAGネット」(漫画、アニメ、ゲームを重点的に取り上げる番組)でT.M.Revolutionの西川貴教さんと声優の佐倉綾音さん(アニメ「夢食いメリー」の主人公のメリー・ナイトメアなどを担当)が大学の若い女性研究員とその大学の教授の恋物語という少女漫画について語っていた時にその漫画のストーリーを見て韓流ドラマや韓流映画を見る人々の気持ちがわかる気がしたのである。というのはかつては多く放送されていた美しい恋物語を描いたドラマがめっきり減り、最近はアクションものや刑事物が主流になっていて純愛物が日本で皆無になっていたために美しい恋物語が見たかった人々は韓国から純愛物のドラマが入ってくると歓迎したということだと思う。
2004年にペ・ヨンジュンさんが来日した際に空港に駆けつけた俗に言う「追っかけ」の人々を対象にとあるテレビ局がアンケートをとっていたのを見ていたのだが、こういうアニメやドラマを見ていたとのことだった。
日本人が忘れていた美意識が韓国にはあったということなのだと思う。
私はこれまで2000年続いてきた日韓の交流をさらにつなぐ役割を韓流が担うのではないかと思っている。
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by shintaromaeda | 2012-10-06 19:52 | 映像 | Trackback | Comments(0)