「ジャイアン」たてかべ和也さんに感謝し、冥福を祈る
昨年1月に当ブログで初代「波平さん」永井一郎さんの訃報に関する記事を書いた時に御紹介した「メディアックス ムック26 ザ・声優 1995」(「メディアブックス」は表記ミス、あしからず)に書かれていたたてかべ和也さんの記事。永井さん同様たてかべさんの仕事への情熱をうかがい知ることが出来る。
先週末、1979年(昭和54年)以来26年間に渡ってアニメ「ドラえもん」で初代「ジャイアン」を演じて来たたてかべ和也さんが亡くなったという知らせを聴き、たてかべさんが演じて来たジャイアンの名シーンや顔出しで出演した際にガキ大将のイメージとは違って気さくな人で驚いたこと、2003年(平成15年)にナインティナインが出演していた番組(番組名は失念、あしからず)でナイナイの岡村隆史さんがたてかべさんにジャイアンの声をさせようとして「のび太〜、じゃなかった岡村〜!」とジャイアンの声で振っていたことなどが走馬灯のようによみがえったのである。
説明不要とは思われるが、たてかべさん作詞の劇中歌(たてかべさん作詞ということはNHK-FM「アニソンアカデミー」で知った)
俺はジャイアン様だ。
本年は初代・ドラえもんを演じて来た大山のぶ代さんの認知症告白(幸い大山さんは声優の仕事は続けられるとのこと)に続いてたてかべさんの訃報と私も含めて初代声優陣の「ドラえもん」を見て来た方にとっては残念な出来事が続いて来たのでは、と思っている。
その中でさらに思い出したのは大山さんが認知症を告白した頃に2005年(平成17年)に大山さんやたてかべさんをはじめとする初代声優陣の皆さんが「ドラえもん」の配役を卒業したのは高齢となったご自身が続けて衰えた声で演じてイメージを壊すよりは若い人たちに道を譲って「ドラえもん」を見ている人々の夢を保つのがよいと考えたためという話を女性誌(女性誌のタイトルは失念、あしからず)の記事で読んだことであった。
現声優陣の「ドラえもん」について様々な意見があるようだが、私は先代声優陣が演じて来た年数に比べればまだ交代してから年数が短いために物足りなさを感じるのは否めないにせよ現声優陣は見事に先代声優陣から引き継いだ役目を継承・発展させて引き続き楽しませてくれているのでは、と思っている。
今はたてかべさんに感謝するとともに、冥福を祈るばかりである。
たてかべさん、本当にありがとうございました。
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# by shintaromaeda | 2015-06-24 19:36 | 写真 | Trackback | Comments(0)