本日は防災の日であるが、今年の防災の日は特に防災について考えさせられると同時に改めて「3・11」被災地と地元・熊本と大分県の復興を強く願う日になったと思っている。
そう申すのは先月30日に「3・11」の被災地をはじめとする東北や北海道が台風10号に襲われ、岩手県でグループホームで入居しているお年寄りが犠牲になった他その他の地域でも行方不明になった方がいること(「3・11」の被災地では震災の悪夢がよみがえった方が多くいたとのことである)や昨夜私の地元・熊本県中部でも予震・本震以来震度5弱を記録した最大級の余震が襲いかかったため(それまでも2000回を越える余震に襲われていたのだが)、予震と本震の悪夢がよみがえりもう余震はたくさんだと思いながら一度解いた避難のための荷造りを再び行ったためである。
亡くなられた方々にこの場を借りてご冥福をお祈り申し上げ、行方不明になっている方々の一刻も早い発見をお祈りすると同時に復旧・復興をお祈りしたいと思っている。
そのことから自然災害がいつ襲いかかってくるか分からないものであることを改めて思い知らされると同時に復旧・復興のために考えて行動を続ける必要があると同時に自然災害に対しどのように対処するかを考えて(原発廃止と自然再生エネルギー転換を含めて)実行する必要がある、と思ったのである。
また、防災の日の制定のきっかけとなった1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災では、「朝鮮人が井戸に毒を投げ込んだ」というデマがきっかけとなって6000人あまりの朝鮮人が殺害された事件が起きたことによって古代中世から続いた日本と朝鮮半島の良好な関係に大きな傷がつき、今日に至る相互不信の元凶になったも忘れてはならないと思っている。熊本地震発生時にもツイッターに同様のデマが発信されたので93年前に起きた事件がまた繰り返されたら、と思うと大変恐ろしくなった。仮にこのような事件が繰り返されたら日本全体に対し非難の声が上がり、日本が完全に国際社会から見放されて熊本・大分の復興は実現しなかったのではとおもっている。(ここまで熊本・大分が復興出来たのも、さらには「3・11」の被災地が復興出来たのも国際社会の支援があったためでもあると思っている)
「ヘイトスピーチ規制法」が成立したとはいえ、ヘイトスピーチ(憎悪表現)を始めとしてネットへの差別に基づく書き込みなどまだまだレイシズム(差別主義・排外主義)に基づく運動はまだまだ起っているので1923年(大正12年)8月31日と同じ状況にある以上、一日も早く人種・民族・国籍・地域・出自・性別・障がいによる差別を固く禁ずる罰則付き(双方の意見をじっくり聞いた上で処罰するのは明らかに差別と断定された時に)の「差別禁止法」あるいは「差別撤廃基本法」の制定を「男女共同参画基本法」の見直しと「障がい者差別禁止法」と「ヘイトスピーチ基本法」の再編の元で行う必要があると思っている。
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