昨年末に韓国・プサン(釜山)市にある日本総領事館前に「従軍慰安婦」の少女像を設置したことに日本政府が抗議して本日(9日)韓国駐在大使を一時帰国させたとのことだが、私は行き過ぎた処置ではなかったかと思っている。と申すのは2012年(平成24年)8月に当時在任中だったイ・ミョンバク(李明博)前大統領が竹島に上陸した一件の際にも駐在大使を帰国させた結果元々起っていたヘイトスピーチ(憎悪表現)などのレイシズム(差別主義・排外主義)に基づく運動を激化させ、日韓関係がさらにこじれるとともに日本の国際的なイメージも損ねる事態になったためである。また今回の駐在大使帰国によって同じような事態、あるいはもっとひどい事態が起る恐れと思っている(ヘイトスピーチ規制法が制定されたのは救いではあるが、最終的には罰則付きの差別撤廃新法の制定をお願いしたいと思っている)。駐在大使の帰国は行わずに駐在大使を通じて2015年(平成27年)末に結ばれた「従軍慰安婦」に関する日韓合意を一旦白紙撤回した上でもう一度客観的資料をを基に日韓ともに納得するような結論を出すために話し合いを一からやり直すように求めるが最善の策だったのでは思っている。
何度でも申し上げるが、直接的なヘイトスピーチはもちろんのこと、SNSなどネットに聞くに耐えない、見るに耐えない文章や映像を投稿する間接的なヘイトスピーチなどレイシズムに基づく運動は帰って韓国側の反感をさらにあおるとともに日本に対する国際的な評判も貶める結果になる以上日本の国土を愛し、祖先を敬うのであれば絶対にやめていただきたいと思っている。2000年に渡って行われた日韓交流による恩恵を大切にして文化交流は政治とは切り離して続けるべきだと思っている。
また、我々熊本地震被災地の住民は震災発生時に政治の上では対立した問題を抱えた国々のみなさんからも暖かい支援を頂いたため心から感謝している。
そのためレイシズムに基づく運動には大変迷惑しているため、嘆かわしい運動を解散させて熊本・大分の被災地はもちろんのこと、その他の被災地へのご支援をお願いしたいと思っている。
差別撤廃と円満な外交問題解決、外交関係樹立に一役買えばとデザインした商品はこちら
よろしければクリックをお願いします
にほんブログ村にほんブログ村